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ダイエットにおすすめの漢方薬5選!体質別の漢方の選び方

体質改善

食事制限も運動も頑張っているのに、なかなか思うような結果が出ない。そんなとき、原因は「体質」にあるのかもしれません。漢方薬は、代謝を高めたり体内の水分バランスを整えたりすることで、体質そのものにアプローチするのが特徴です。

ただし、大前提として漢方薬は「飲むだけで体重が落ちる」ものではありません。あくまで食事管理と運動を組み合わせたうえで、体質改善をサポートする位置づけです。自分の体質に合った漢方薬を正しく選ぶことで、健康的な体づくりを後押ししてくれる心強い存在になります。

この記事では、体質別に選べるダイエット向けの漢方薬5つを紹介します。それぞれの特徴や向いている体質を詳しく解説するので、自分に合った漢方薬選びの参考にしてみてください。

ナビ助
ナビ助
体質改善に漢方を取り入れるのは、昔からある考え方なんだよ。自分に合うものを見つけるのが大事だから、一緒にじっくり見ていこうね。

漢方でいう「太りやすい体質」とは

漢方医学では、肥満の原因を「気・血・水」のバランスの乱れとしてとらえます。単に食べすぎや運動不足だけでなく、代謝の低下やストレス、水分の滞りなど、体質的な背景にも注目するのが漢方の考え方です。

太りやすい体質は、大きく分けて以下の3タイプに分類されます。

太りやすい体質の3タイプ
  • 固太りタイプ(実証):体力があり、食欲旺盛で便秘がち。お腹周りに脂肪がつきやすい
  • 水太りタイプ(虚証):体力がなく、むくみやすい。汗をかきやすいのに水はけが悪い
  • ストレス太りタイプ(気滞):イライラで食べすぎる。脇腹が張る感じがある

自分がどのタイプに近いかを把握することが、漢方薬選びの第一歩です。ツムラやクラシエの公式サイトでは無料の体質診断ツールが利用できるので、まずはセルフチェックから始めてみるとよいでしょう。

ダイエットにおすすめの漢方薬5選【体質別】

1. 防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)|お腹周りの脂肪が気になる固太りタイプに

お腹周りに脂肪がたまりやすい「固太り」タイプに最も多く処方される漢方薬です。代謝を高め、便通を改善し、体内の余分な老廃物の排出を助ける働きがあるとされています。市販のダイエット向け漢方薬の多くがこの処方をベースにしています。

防風通聖散が向いているのは、体力が充実していて食欲旺盛、脂っこいものやお酒を好み、便秘がちな方です。逆に、虚弱体質の方や下痢をしやすい方、やせ型の方には適していません。体質に合っていないと、お腹がゆるくなったり体がだるくなったりすることがあるので注意が必要です。

1ヶ月程度の服用で便通やむくみの改善を実感する方が多いですが、体質そのものの変化には3ヶ月程度の継続が目安とされています。

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2. 防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)|むくみやすい水太りタイプに

水太り・むくみやすい体質の方に適した処方です。体の余分な水分を排出し、水分代謝を整える働きがあるとされています。

汗をかきやすいのにむくみが取れない、色白で筋肉がやわらかい、膝や関節が痛いといった方に向いています。体力がなく、胃腸が弱い「虚証」タイプ向けの漢方薬で、防風通聖散とは対照的な体質の方に処方されます。

夕方になると足がむくんでパンパンになる、靴がきつくなるといった悩みがある方は、この漢方薬が体質に合っている可能性があります。

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3. 大柴胡湯(だいさいことう)|ストレスで食べすぎてしまう方に

ストレス太りやがっちり体型の方に適した処方です。イライラからくる過食を抑え、便通を改善する働きがあるとされています。

便秘がちで脇腹に張りを感じる、ストレスがたまると食べすぎてしまうという方に向いています。体力は比較的ある「実証」タイプ向けで、肝機能のサポートにも使われることがある処方です。仕事のストレスが多い方や、食事制限がかえってストレスになって暴食してしまう方に検討してほしい漢方薬です。

ナビ助
ナビ助
防風通聖散と防已黄耆湯は真逆の体質に使うんだよ。自分がどっちのタイプか知ることが、漢方選びの最初のポイントだね。

4. 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)|血行不良で代謝が落ちている方に

血行不良が原因で代謝が低下している方に適した処方です。漢方でいう「瘀血(おけつ)」を改善し、血の巡りを良くすることで基礎代謝を高める働きがあるとされています。

下半身が太りやすい、冷え性でセルライトが気になる、肩こりや頭痛を伴うといった方に向いています。比較的体力のある方向けの処方です。むくみの漢方対策は以下の記事でも紹介しています。

むくみが気になる方におすすめの漢方薬5選!顔・足のむくみ対策
顔や足のむくみに効く漢方薬をタイプ別に紹介。水太り体質の改善方法と日常のむくみ対策も解説。

5. 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)|冷え性でむくみがちな女性に

冷え性でむくみやすい女性の体質改善をサポートする処方です。水分代謝を改善しながら血を補い、体を内側から温めることで基礎代謝を整える働きがあるとされています。

やせ型〜普通体型だけど下半身がむくみやすい、冷えが強くて代謝が低い感じがするという方に向いています。女性特有の不調にも幅広く使われてきた歴史のある漢方薬で、産前産後のケアから更年期の対策まで、幅広いライフステージで活躍します。

漢方ダイエットで結果を出すための3つのポイント

ポイント1:食事と運動が土台

漢方薬はあくまで体質改善のサポート役です。食事管理と適度な運動という土台があってこそ、漢方薬が力を発揮します。漢方薬だけに頼るのではなく、生活習慣全体を見直すことが大切です。

ポイント2:最低3ヶ月は続ける

漢方薬は体質そのものに働きかけるため、即効性のあるものではありません。便通の改善は比較的早く実感できますが、体質の変化には2〜3ヶ月の継続が必要とされています。焦らずじっくり取り組みましょう。

ポイント3:体質に合わなければ変更する

3ヶ月続けても変化を感じられない場合は、処方が体質に合っていない可能性があります。自己判断で別の漢方薬に切り替えるのではなく、医師や薬剤師に相談して処方を見直してもらいましょう。

漢方薬を服用する際の注意点

服用時の注意

漢方薬は食前(食事の30分前)または食間(食後2時間)に白湯で飲むのが基本です。他の薬やサプリメントとの併用は、必ず薬剤師に確認しましょう。

顆粒タイプの漢方薬は、白湯に溶かして飲むと吸収がよくなるといわれています。苦味が気になる場合は、オブラートや服薬ゼリーを活用するのも一つの方法です。

副作用にも注意が必要です。特に防風通聖散に含まれる大黄は下痢を起こしやすく、甘草を含む処方では偽アルドステロン症(むくみ・血圧上昇)のリスクがあります。体調に異変を感じたら、服用を中止して医療機関を受診してください。

ナビ助
ナビ助
漢方は「体質に合うものをじっくり続ける」のがコツだよ。食事と運動も一緒に頑張ると、体の変化を感じやすくなるはずだよ。

漢方ダイエットでありがちな失敗パターン

漢方薬を使った体質改善で、思うような変化を感じられない方にはいくつかの共通パターンがあります。事前に知っておくことで、同じ失敗を避けることができます。

失敗1:体質に合わない漢方薬を選んでいる

最も多い失敗がこのパターンです。たとえば、体力がなくむくみやすい水太りタイプの方が、固太り向けの防風通聖散を飲んでもうまくいきません。むしろお腹がゆるくなったり、体がだるくなったりする原因になります。ドラッグストアで「ダイエット漢方」として目立つ商品は防風通聖散が多いため、体質を考えずに手に取ってしまうケースが後を絶ちません。

失敗2:短期間でやめてしまう

「2週間飲んだけど変化がなかった」とやめてしまう方がいますが、体質改善には最低でも2〜3ヶ月の継続が必要です。漢方薬は体の内側からじっくり整えるアプローチなので、短期間での劇的な変化を期待すると挫折しやすくなります。

失敗3:漢方薬だけに頼っている

漢方薬を飲んでいるからといって食事や運動をおろそかにしてしまうのもよくある失敗です。漢方薬はあくまでサポート役であり、体質改善の主役は日々の生活習慣です。食事の見直しと適度な運動を並行して行うことで、漢方薬の効果を最大限に引き出すことができます。

市販品と病院処方はどちらを選ぶべき?

ダイエット向けの漢方薬は、ドラッグストアでも手軽に購入できます。ただし、市販品は成分量が病院処方より少ないことが多く、効果を実感しにくい場合もあります。費用面でも、保険適用の病院処方のほうが月1,000〜3,000円程度と割安です。

本格的に取り組みたい方は、漢方に詳しい医師に相談して処方してもらうのがおすすめです。日本東洋医学会の専門医検索で、お近くの漢方専門医を探すことができます。

よくある質問

Q. 漢方薬を飲めば食事制限なしで体質改善できますか?

漢方薬だけに頼って食事制限なしで体質を変えるのは難しいです。漢方薬は体質改善のサポート役であり、食事管理と運動を併用してこそ効果を発揮します。

Q. 市販の漢方薬と病院の漢方薬は何が違う?

有効成分は同じですが、病院処方は満量(フルドース)で保険適用になります。市販薬は成分量が少ないことがあるため、効果を実感しにくければ受診を検討してみてください。

Q. 漢方薬に副作用はありますか?

漢方薬にも副作用はあります。甘草による偽アルドステロン症、麻黄による動悸・不眠、大黄による下痢などが代表的です。異変を感じたら服用を中止し、医療機関に相談してください。

Q. 防風通聖散と防已黄耆湯はどう違う?

防風通聖散は体力があり便秘がちな固太りタイプ向け、防已黄耆湯は体力がなくむくみやすい水太りタイプ向けです。体質が正反対の漢方薬なので、自分のタイプに合ったほうを選ぶことが大切です。

参考情報: クラシエ漢方セラピー

参考情報: 漢方ビュー

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