スキンケアを頑張ってもニキビが繰り返す。そんな方は体の内側に原因があるかもしれません。漢方薬なら、ホルモンバランスや胃腸機能など内側からニキビのできにくい体質に改善できます。
漢方ではニキビを「血熱」「湿熱」「瘀血」などに分類し(「体質診断セルフチェック」で自分の体質をチェック)、体質全体を整えることでニキビの根本改善を目指します。

ニキビにおすすめの漢方薬5選
体質や症状の特徴に合わせて選ぶことが大切です。迷ったら漢方に詳しい医師や薬剤師に相談しましょう。
1. 清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)
赤く炎症を起こしたニキビの代表処方です。顔の熱を冷まし、化膿を防ぐ作用があります。アトピーの方にも使われることがあります。10代〜20代の脂性肌のニキビに特に効果的です。
2. 十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)
化膿しやすいニキビに効果的です。皮膚のデトックス作用があり、体内の毒素を排出して肌を清浄にします。初めての漢方ニキビ治療に向いています。
3. 荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)
副鼻腔炎やアレルギー体質を伴うニキビに適しています。粘膜の炎症を鎮め、肌と粘膜の両方を改善します。

4. 桂枝茯苓丸加薏苡仁(けいしぶくりょうがんかよくいにん)
大人ニキビ、特に生理前に悪化するニキビに効果的です。血行を改善しながら肌のターンオーバーを促進します。シミにも効果が期待できます。
5. 加味逍遙散(かみしょうようさん)
ストレスやホルモンバランスの乱れによるニキビに適しています。生理不順を伴うニキビにも効果があり、女性の大人ニキビ全般に使えます。
漢方薬を使う際の注意点
漢方薬は食前または食間(食後2時間)に白湯で飲むのが基本です。他の薬との併用は薬剤師に相談しましょう。
漢方薬の効果を最大限に引き出すためには、正しい飲み方を守ることが大切です。空腹時に白湯で溶かして飲むのが理想的ですが、胃が弱い方は食後でも構いません。
漢方薬にも副作用はあります。特に甘草を含む処方では、むくみや血圧上昇(偽アルドステロン症)に注意が必要です。体調に異変を感じたら服用を中止して医師に相談してください。
参考情報: 日本皮膚科学会
参考情報: 漢方ビュー
参考情報: クラシエ漢方セラピー

よくある質問
Q. ニキビの漢方薬はどのくらい飲めば効果が出ますか?
急性症状には数日で効果を感じることもありますが、体質改善には2週間〜1ヶ月程度の継続が一般的な目安です。3ヶ月続けても変化がなければ処方の見直しを検討しましょう。
Q. 市販の漢方薬と病院の漢方薬は何が違う?
成分は同じですが、病院処方は満量(フルドース)で保険適用になります。市販薬は成分量が少ないことが多いため、効果が物足りなければ受診を検討してください。
Q. 漢方薬に副作用はありますか?
漢方薬にも副作用はあります。甘草による偽アルドステロン症、麻黄による動悸・不眠、大黄による下痢などが代表的です。異変を感じたら服用を中止し、医療機関に相談してください。
Q. 漢方薬はどこで買えますか?
ドラッグストアで市販品を購入するか、病院(漢方外来、内科など)で処方してもらえます。日本東洋医学会の専門医検索で漢方に詳しい医師を探すこともできます。


