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ニキビが気になる方におすすめの漢方薬5選!繰り返すニキビと体質の関係

漢方薬

スキンケアを頑張っているのに、ニキビが何度も繰り返す。やっと治ったと思ったらまた同じ場所にできてしまう。そんな経験はありませんか。

実は、繰り返すニキビの原因は肌の表面だけにあるとは限りません。ホルモンバランスの乱れや胃腸機能の低下、体内の熱のこもりなど、体の内側にある要因が深く関わっていることがあります。洗顔やスキンケアだけでは対処しきれないのは、そのためかもしれません。

漢方医学では、ニキビを単なる皮膚のトラブルとして捉えるのではなく、体全体のバランスの乱れが肌に現れた「サイン」と考えます。だからこそ、体質そのものを見直すことで、ニキビができにくい体づくりを目指すのが漢方のアプローチです。

ナビ助
ナビ助
ニキビに漢方?って意外に思うかもしれないけど、昔から使われてきた歴史があるんだよ。焦らず一緒に見ていこうね。

漢方から見たニキビの3つの体質タイプ

漢方では、ニキビの原因を体質ごとに分類して考えます。自分がどのタイプに当てはまるかを知ることが、適切な漢方薬選びの第一歩です。体質診断セルフチェックは以下の記事も参考になります。

漢方の体質診断セルフチェック!5タイプ別であなたの体質がわかる
「自分がどの体質タイプなのか知りたい」「でも漢方外来に行くのはハードルが高い」と感じている方も多いのではないでしょうか。プロの診断にはかないませんが、セルフチェックである程度の体質タイプは把握できます。体質別の漢方の選び方は以下の記事で詳し...

血熱タイプ(体に熱がこもっている)

赤みの強いニキビが顔全体にできやすいのがこのタイプの特徴です。体に余分な熱がこもり、それが皮膚表面に噴き出すようにニキビとなって現れます。辛い食べ物やアルコールを好む方、暑がりで汗をかきやすい方に多い傾向があります。思春期の脂性肌のニキビもこのタイプに含まれることが多いです。

湿熱タイプ(体に余分な水分と熱が溜まっている)

膿を持ったジュクジュクしたニキビが特徴です。湿気の多い梅雨時期に悪化しやすく、顔だけでなく背中や胸元にもニキビが出やすい方がこのタイプに該当します。甘いものや脂っこいものの食べ過ぎ、胃腸の不調が背景にあることが多いです。

瘀血タイプ(血の巡りが悪い)

赤紫色のニキビ跡が残りやすく、同じ場所に繰り返しできるのが特徴です。生理前に悪化しやすい大人ニキビの方に多いタイプです。肩こりや目の下のクマ、経血にレバー状の塊が混じるなどの症状が伴うこともあります。

ニキビが気になる方におすすめの漢方薬5選

漢方薬選びのポイント

ニキビの見た目だけでなく、体質や生活習慣も含めて総合的に判断することが大切です。自己判断で迷った場合は、漢方に詳しい医師や薬剤師に相談することをおすすめします。

1. 清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)

赤く炎症を起こした熱感のあるニキビに用いられる代表的な処方です。顔にこもった余分な熱を冷まし、化膿を防ぐ働きがあるとされています。12種類の生薬で構成されており、若い世代で脂性肌の方に処方されることが多いです。

体力が中程度以上で、赤みの強い大きなニキビがある方に向いているとされます。ただし、胃腸が弱い方には合わない場合があるため、服用後に胃の不調を感じたら医師に相談してください。

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2. 十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)

化膿しやすいニキビや、小さなニキビがポツポツできるタイプに用いられます。10種類の生薬が皮膚の炎症を鎮め、化膿しやすい体質そのものを改善する働きがあるとされています。比較的穏やかな処方で、初めてニキビに漢方薬を試す方にも選ばれやすいです。

急性の炎症期よりも、ニキビの初期段階や慢性的にできやすい体質の改善に向いているとされます。アトピー性皮膚炎の方にも使われることがあります。アトピーの漢方対策は以下の記事で解説しています。

アトピーが気になる方におすすめの漢方薬|体質から見直すヒント
アトピー性皮膚炎に効く漢方薬を体質別に紹介。かゆみ・乾燥・湿疹それぞれの漢方の選び方を解説。

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3. 荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)

慢性的なニキビに加えて、鼻づまりや副鼻腔炎などの粘膜トラブルを伴う方に適しているとされます。皮膚と粘膜の両方の炎症を鎮め、体内にこもった熱を発散させる処方です。

浅黒い肌質で、手のひらや足の裏に汗をかきやすい方に合うケースが多いとされています。17種類もの生薬が配合されている処方で、体質そのものの改善を時間をかけて目指します。

ナビ助
ナビ助
繰り返すニキビは体の中からのメッセージかもしれないよ。漢方で体質をゆっくり整えていこうね。

4. 桂枝茯苓丸加薏苡仁(けいしぶくりょうがんかよくいにん)

大人ニキビ、特に生理前に悪化するニキビに用いられます。血行を改善しながら余分な水分を排出し、肌のターンオーバーを促す働きがあるとされています。ニキビ跡やシミが気になる方にも処方されることがあります。

「桂枝茯苓丸」に薏苡仁(ヨクイニン)を加えた処方で、薏苡仁には肌のキメを整える作用があるといわれています。比較的体力がある方向けの処方です。

5. 加味逍遙散(かみしょうようさん)

ストレスやホルモンバランスの乱れによるニキビに適しているとされます。イライラや不安感を伴い、生理周期に連動してニキビが悪化する方に処方されることが多いです。

気の巡りを改善する作用があり、PMS(月経前症候群)の症状改善にも用いられます。体力が中程度以下で、疲れやすい方に向いている処方です。

体質タイプ別の漢方薬の選び方まとめ

ここまで5つの漢方薬を紹介しましたが、「結局どれを選べばいいの?」と迷う方も多いと思います。体質タイプ別に整理してみましょう。

血熱タイプ(赤く炎症の強いニキビ、脂性肌、暑がり)の方には、清上防風湯が第一候補となります。熱を冷まして炎症を抑える処方なので、赤みの強いニキビに適しているとされています。ただし胃腸が弱い方には十味敗毒湯の方が使いやすいでしょう。

湿熱タイプ(膿を持つニキビ、背中や胸にもできる、甘いもの好き)の方には、十味敗毒湯や荊芥連翹湯が候補になります。化膿を繰り返す場合は十味敗毒湯、慢性的で鼻の症状も伴う場合は荊芥連翹湯が選ばれることが多いです。

瘀血タイプ(生理前に悪化、ニキビ跡が残りやすい、肩こり)の方には、桂枝茯苓丸加薏苡仁が適しているとされます。ストレスやイライラが目立つ場合は加味逍遙散も検討してみてください。

なお、一つのタイプにきれいに当てはまる方ばかりではありません。複数のタイプが混在している場合もあるため、自分では判断が難しいと感じたら漢方に詳しい医師や薬剤師に相談するのが確実です。

漢方薬の効果を高める生活習慣

ニキビを悪化させやすい習慣

糖質や脂質の多い食事、睡眠不足、過度なストレス、スキンケアのやりすぎは、漢方薬の効果を弱めてしまうことがあります。漢方薬と合わせて生活習慣も見直しましょう。

漢方薬を飲み始めても、ニキビの原因となる生活習慣が続いていると改善が遅れることがあります。まず見直したいのが食事です。甘いものや脂っこいもの、辛いものの摂りすぎは「湿熱」を生み、ニキビを悪化させる原因になりえます。野菜や海藻類を積極的に摂り、腸内環境を整えることも大切です。便秘はニキビの大敵ともいわれています。

睡眠も肌の回復に欠かせません。夜10時から深夜2時は肌の新陳代謝が活発になる時間帯といわれているため、できるだけこの時間に睡眠をとることが望ましいです。睡眠不足が続くとホルモンバランスが乱れ、皮脂分泌が過剰になることがあります。

洗顔は朝晩2回を基本とし、ゴシゴシこすらず優しく洗うことが大切です。過度な洗顔や刺激の強いスキンケア製品は、かえって皮脂分泌を増やすこともあるため注意しましょう。洗顔後はしっかり保湿して、肌のバリア機能を守ることも忘れずに。

ストレスもニキビの大きな原因の一つです。ストレスが溜まると自律神経のバランスが乱れ、皮脂の分泌量が増加するとされています。自分なりのストレス解消法を見つけておくことも、ニキビ改善への近道です。

体質別のおすすめ食材

血熱タイプの方は、体の熱を冷ます食材がおすすめです。きゅうり、トマト、セロリ、緑茶、ハトムギなどを意識的に取り入れましょう。逆に、唐辛子やにんにくなどの刺激物は控えめにするのが無難です。

湿熱タイプの方は、体内の余分な湿気を取り除く食材が適しています。ハトムギ、冬瓜、小豆、とうもろこしのひげ茶などがおすすめです。甘いものや揚げ物、乳製品の摂りすぎは湿熱を悪化させるとされているため、控えめにしましょう。

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瘀血タイプの方は、血行を促す食材を積極的に。しょうが、玉ねぎ、にら、酢、サンマやイワシなどの青魚がおすすめです。体を冷やす冷たい飲み物や食べ物は控え、温かいものを中心にするのが良いとされています。

ニキビと漢方について詳しくはひまわり医院の解説も参考になります。また、日本皮膚科学会のニキビQ&Aも信頼できる情報源です。

漢方薬を使う際の注意点

漢方薬は食前または食間(食後2時間程度)に白湯で飲むのが基本です。顆粒タイプの場合はお湯に溶かして飲むと吸収が良くなるとされています。ただし、胃が弱い方は食後に服用しても問題ありません。

漢方薬にも副作用はあります。特に甘草を含む処方では、むくみや血圧上昇(偽アルドステロン症)が起こる可能性があります。また、麻黄を含む処方では動悸や不眠が現れることがあります。体調に異変を感じたら服用を中止し、医師や薬剤師に相談してください。

複数の漢方薬を自己判断で併用すると、同じ生薬が重複して副作用のリスクが高まることがあります。他の薬を服用中の方は、必ず医師や薬剤師に相談しましょう。

ナビ助
ナビ助
ニキビの漢方は自分の体質に合ったものを選ぶのが大事だよ。焦らず、じっくり体の中から整えていこうね。

よくある質問

Q. ニキビの漢方薬はどのくらい飲めば変化を感じられますか?

炎症が強い急性のニキビには比較的早く変化を感じる方もいますが、体質改善には1〜3ヶ月程度の継続が目安とされています。3ヶ月続けても変化を感じなければ、処方の見直しについて医師に相談しましょう。

Q. 市販の漢方薬と病院の漢方薬は何が違いますか?

有効成分は同じですが、病院処方は満量(フルドース)で保険適用になります。市販薬は成分量が3分の2〜半分程度に抑えられていることが多いため、効果が物足りなければ医療機関を受診するのも一つの方法です。

Q. スキンケアと漢方薬はどちらが大事ですか?

どちらか一方ではなく、両方のアプローチが大切です。外側からのスキンケアで肌環境を整えつつ、漢方薬で内側から体質を改善するのが理想的です。ただし、繰り返すニキビには体の内側からのケアがより重要になることがあります。

Q. 漢方薬はどこで買えますか?

ドラッグストアで市販品を購入できるほか、皮膚科や漢方外来で保険適用の処方を受けることもできます。日本東洋医学会の専門医検索で漢方に詳しい医師を探すこともできます。

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