クラシエの漢方薬、実はツムラと並ぶ二大メーカーだとご存じでしたか?特に錠剤タイプの漢方が充実しているのが最大の特徴で、「顆粒が苦手」という方に幅広く支持されています。
今回はクラシエ漢方の魅力とおすすめ処方を詳しく紹介します。
クラシエ漢方の特徴と強み
錠剤タイプが豊富で飲みやすい
漢方の味や香りが苦手な方はかなり多いです。クラシエは錠剤タイプのラインナップが充実していて、味を感じずに飲めます。特にお子さまや高齢者にとっては大きなメリットです。クラシエ公式サイト(www.kracie.co.jp)でも製品一覧が見られます。
「漢方セラピー」シリーズの分かりやすさ
クラシエの市販漢方は「漢方セラピー」というブランドで展開されています。パッケージに症状が大きく書いてあるので、漢方名を知らなくても選びやすいです。「ストレスによるイライラに」「足腰の冷えに」など、症状ベースで探せるのが初心者には嬉しいところです。

風邪・アレルギー系のおすすめ

葛根湯エキス錠(風邪のひき始め)
クラシエの葛根湯は錠剤タイプがあるのが強みです。顆粒の独特な味が苦手な方でも飲みやすいです。効果はツムラと同等で、風邪のひき始めに寒気や肩こりがある時に使います。
小青竜湯(花粉症・鼻水)
水っぽい鼻水やくしゃみに用いられます。クラシエの小青竜湯も錠剤タイプがあり、外出先でもさっと飲めるのが便利です。花粉症シーズンは手放せない方が多い漢方です。
麻黄附子細辛湯(冷えを伴う風邪)
体力がなくて寒気が強い風邪に用いられます。葛根湯が体力のある方向けなのに対して、こちらは虚弱体質の方向けです。高齢者の風邪にもよく処方されます。
女性特有の悩みにおすすめ

加味逍遙散(更年期・PMS)
イライラ、のぼせ、不眠、肩こりなど、更年期やPMSの複合的な症状に幅広く対応しています。クラシエでは錠剤タイプもあるので、職場でも気軽に飲めるのがポイントです。
当帰芍薬散(冷え・むくみ)
冷え性でむくみやすい、貧血気味の女性に用いられます。血行改善と水分代謝を同時にケアします。妊娠中のむくみ対策にも処方されることがあります(必ず医師の指示のもとで)。
桃核承気湯(便秘・月経痛)
体力がある女性の便秘や月経痛に用いられます。血の滞り(お血)を改善して便通も整えます。下腹部の痛みが強い生理痛にも効果的です。ただし体力がない方には向かないので注意してください。

ストレス・メンタル系のおすすめ

抑肝散加陳皮半夏(不安・イライラ)
神経が高ぶりやすく、胃腸も弱い方向けです。抑肝散に陳皮と半夏を加えて胃腸への負担を軽減したバージョンです。ストレスで胃が痛くなるタイプの方に特に合います。
半夏厚朴湯(のどの違和感・不安)
のどに何かつかえている感じがする「梅核気」に効きます。不安やストレスで息苦しさを感じる方にも用いられます。日本東洋医学雑誌でも有効性の報告があります。
柴胡加竜骨牡蛎湯(不眠・動悸)
ストレスで眠れない、動悸がする、些細なことで驚きやすい方に用いられます。比較的体力がある方向けで、精神的な緊張を和らげる効果があります。
胃腸系のおすすめ
六君子湯(食欲不振・胃もたれ)
胃腸が弱くて食が細い方の強い味方です。消化吸収力を高めて食欲を回復させます。最近の研究でグレリン(食欲ホルモン)分泌促進効果が確認されています。
芍薬甘草湯(急な腹痛・こむら返り)
急な筋肉の痙攣に即効性がある漢方です。足がつった時やお腹が急に痛くなった時の頓服薬として常備している方も多いです。ただし甘草の含有量が多いので、連用は避けるべきです。

ツムラとクラシエの違い
・剤形:ツムラは顆粒中心、クラシエは錠剤も豊富
・価格:クラシエの方がやや安い傾向
・品揃え:ツムラは医療用が充実、クラシエは市販品が充実
・パッケージ:クラシエは症状表記が分かりやすい
どちらが良い悪いではなく、自分の飲みやすさや入手しやすさで選べば問題ありません。成分は同じ処方名なら基本的に同じです。
クラシエ漢方の購入方法と注意点
購入できる場所
ドラッグストア、薬局、Amazon・楽天などのネット通販で購入可能です。ただし第2類医薬品なので、初めて飲む場合は薬剤師に相談してから購入するのがベストです。
飲み合わせに注意
他の漢方薬やサプリメントとの併用には注意が必要です。特に甘草を含む漢方の重複は「偽アルドステロン症」のリスクがあります。PMDA(医薬品医療機器総合機構)で副作用情報も確認できます。
飲み合わせが心配なときや、どの処方を選ぶか迷ったときの相談先として、PharmaX株式会社が運営するパーソナル漢方薬店「YOJO」があります。LINEで友だち追加して約3分の体質チェックに答えると、漢方に詳しい薬剤師に無料で相談できます。いま飲んでいる薬やサプリとの飲み合わせもメッセージで無料相談でき、料金は公式サイトで確認できます。持病のある方・服薬中の方・妊娠中や授乳中の方は、事前に医師や薬剤師にご相談ください。

クラシエ漢方選びでよくある失敗パターン
1. パッケージの症状表記だけで選んでしまう
クラシエの漢方セラピーシリーズはパッケージに症状が大きく書いてあって便利ですが、同じ症状でも体質によって最適な漢方は異なります。たとえば「冷え性に」と書かれた当帰芍薬散は色白で華奢な方向けで、体力のある方には桂枝茯苓丸の方が合う場合があります。症状だけでなく体質の欄も必ず確認してから購入しましょう。
2. 錠剤タイプで安心して用量を間違える
クラシエは錠剤タイプが豊富で飲みやすいのが魅力ですが、1回の服用量が「4錠」や「6錠」と多いものがあります。面倒だからと1〜2錠に減らして飲む方がいますが、漢方は処方された用量で効果が設計されているため、量を減らすと十分な効果が得られません。飲む量が多くて面倒に感じる場合は、顆粒タイプに変更することも検討しましょう。
3. ツムラと比較して「効きが弱い」と早計に判断する
クラシエとツムラで同じ処方名の漢方を比較して「ツムラの方が効く」と感じる方がいますが、これはエキスの抽出方法や添加物の微妙な違いが影響している可能性があります。基本的な効果は同等ですが、個人差で合う合わないはあり得ます。一方のメーカーで効果を感じなかった場合、もう一方を試してみるのもひとつの手です。


よくある質問
Q. クラシエとツムラ、効果に差はある?
同じ処方名であれば成分は同等です。ただし、エキスの抽出方法や添加物が微妙に違うことはあります。効き方に個人差を感じる方もいますが、基本的には同等と考えて問題ありません。
Q. クラシエ漢方の錠剤と顆粒、どっちが効く?
成分量が同じなら効果は同等です。ただし顆粒の方がお湯に溶かして飲めるぶん、吸収は早い傾向があります。飲みやすさ優先なら錠剤、効果の早さ優先なら顆粒を選びましょう。
Q. 子どもにクラシエ漢方を飲ませても大丈夫?
年齢制限が記載されているので必ず確認してください。お子さま向けの用量が設定されている製品もあります。小さなお子さまに飲ませる場合は必ず小児科で相談してください。
Q. クラシエ漢方の「漢方セラピー」と「クラシエ漢方薬」は違うもの?
中身(処方内容)は同じでも、パッケージのデザインやブランド展開が異なる場合があります。「漢方セラピー」は症状をわかりやすく表示したブランドで、中身の生薬構成は「クラシエ漢方薬」と同じ処方名であれば同等です。
Q. クラシエ漢方はどの薬局でも買える?
大手ドラッグストアならほとんどの店舗で取り扱いがあります。ただし店舗によって品揃えに差があるので、目当ての漢方がなければ取り寄せをお願いするか、Amazon・楽天などのネット通販を活用するのも手です。
Q. クラシエの漢方と他メーカーのジェネリック漢方の違いは?
漢方にジェネリックという概念はありませんが、同じ処方名であれば生薬構成は基本的に同じです。ただし生薬の産地、抽出方法、添加物に違いがあることがあります。クラシエは品質管理がしっかりしているので、安心感を重視するなら良い選択です。
Q. クラシエ漢方の錠剤は1回何錠飲む必要がありますか?
処方によって異なりますが、1回4〜6錠が多いです。多く感じるかもしれませんが、漢方の錠剤は一般的な西洋薬の錠剤より小さいことが多いので、意外と飲みやすいです。用量を自己判断で減らすと効果が薄れるため、必ず指定された量を飲みましょう。
Q. クラシエの漢方セラピーシリーズはどこで買えますか?
マツモトキヨシ、ウエルシアなど大手ドラッグストアのほか、Amazon・楽天などの通販でも購入可能です。パッケージに症状が大きく書いてあるので、店頭でも探しやすいです。品揃えは店舗によって異なるため、目当ての漢方がなければ取り寄せを依頼しましょう。
Q. クラシエ漢方はコストパフォーマンスが良いですか?
ツムラと比べてやや安価な傾向があります。ただし市販品はあくまで「お試し」として位置付け、長期的に続けるなら病院で保険処方してもらうのが最もコスパが良いです。市販品で体に合うか確認してから保険処方に切り替えるのが賢い使い方です。
Q. クラシエの漢方は海外でも買えますか?
海外では基本的に購入できないため、海外在住の方は一時帰国時にまとめ買いするか、個人輸入の手続きが必要になる場合があります。海外の非正規ルートでの購入は品質が保証されないため、おすすめしません。帰国時にかかりつけの漢方医に処方してもらうのが安全です。
Q. クラシエとツムラを同時に飲んでも大丈夫?
異なるメーカーの漢方を同時に飲むこと自体は問題ありませんが、生薬の重複に注意が必要です。たとえばクラシエの芍薬甘草湯とツムラの葛根湯を同時に飲むと甘草の量が過剰になるリスクがあります。メーカーが違っても成分は同じなので、必ず薬剤師に飲み合わせを確認してください。





