薬膳を始めるなら、まずスープから入るのが一番おすすめです。煮込むだけで食材の有効成分がスープに溶け出すため、調理が簡単なのに薬膳効果をしっかり得られるのです。
体質や悩み別に、おいしくて効果的な薬膳スープレシピを紹介します。
🐢 ナビ助のイチオシ
LINEで薬剤師に相談できるオンライン漢方薬店

- ✅ LINEで約3分の体質チェック
- ✅ 漢方選びを薬剤師に無料で相談できる
- ✅ 相談して決めた漢方を自宅にお届け
- ✅ 取り扱いは第二類・第三類医薬品
※体質チェックと相談までは無料。持病がある方・服薬中の方は医師にご相談ください
⭐おすすめ記事
漢方ウェルネスLabへようこそ!LINEで薬剤師に漢方選びを相談できるオンライン漢方薬店をご紹介しています。

薬膳スープが優れている理由


消化吸収が良い
食材を煮込むことで消化しやすくなり、胃腸への負担が少ないです。漢方では「脾胃(ひい=消化器系)」を大切にするため、温かいスープは養生の基本中の基本です。
食材の組み合わせで効果倍増
薬膳では食材同士の相性があります。温める食材と気を補う食材を組み合わせるなど、複数の効能を一杯のスープで得られるのが魅力です。


冷え性改善の薬膳スープ


参鶏湯(サムゲタン)風スープ
材料(2人分):手羽元4本、もち米大さじ3、生姜2片、にんにく2片、なつめ4個、長ネギ1本、塩適量
作り方:手羽元を下茹でし、全材料と水800mlを鍋に入れて弱火で40分煮込みます。塩で味を調えます。
鶏肉は温性で気を補い、もち米は脾を温めます。なつめと生姜で温め効果がさらにアップします。韓国の伝統的な薬膳スープを手軽にアレンジしました。
羊肉と大根の薬膳鍋スープ
材料:ラム薄切り肉200g、大根1/3本、生姜1片、クミン少々、塩・酒
作り方:大根を薄切りにして水で煮込み、ラム肉と生姜を加えてクミンと塩で味付けします。
羊肉は漢方では最も温める力が強い肉類です。大根が消化を助けてくれるため、脂っこさも軽減されます。
生姜とネギの温活スープ
材料:生姜2片(千切り)、長ネギ2本、鶏ガラスープの素、卵1個、ごま油
作り方:ごま油で生姜とネギを炒め、水を加えて煮立て、鶏ガラスープの素で味付けします。溶き卵を回し入れて完成です。
生姜とネギのダブル温め効果が魅力です。風邪のひき始めにもぴったりで、J-STAGEにも生姜の免疫賦活作用の論文があります。
疲労回復の薬膳スープ


黄耆と鶏肉の元気スープ
材料:鶏もも肉200g、黄耆(おうぎ)スライス5g、なつめ4個、山芋100g、塩
作り方:鶏肉と黄耆、なつめを水700mlで30分煮込み、山芋を加えてさらに10分煮込みます。塩で味を調えます。
黄耆は「気を補う」代表的な生薬です。疲れが取れない、風邪をひきやすいという方に特におすすめです。漢方薬局やネットで手に入ります。
豚肉と山芋のスタミナスープ
材料:豚バラ肉150g、山芋200g、枸杞の実大さじ1、鶏ガラスープの素、塩
作り方:豚肉を茹でてアクを取り、山芋と一緒に鶏ガラスープで20分煮込みます。仕上げに枸杞の実を散らします。
豚肉は陰を潤す食材で、乾燥や疲労で体が「カラカラ」になっている方に合います。山芋との組み合わせで消化力もアップします。


むくみ解消の薬膳スープ
冬瓜とハトムギのデトックススープ
材料:冬瓜300g、ハトムギ30g(一晩浸水)、鶏ガラスープの素、生姜1片
作り方:ハトムギを先に20分茹で、冬瓜と生姜を加えてさらに15分煮ます。鶏ガラスープの素で味付けします。
冬瓜もハトムギも利水作用が優秀です。梅雨時期や夏のむくみ対策にぴったりの組み合わせです。
小豆とかぼちゃのほっこりスープ
材料:小豆50g(茹でておく)、かぼちゃ200g、水500ml、塩少々
作り方:かぼちゃを柔らかく煮てつぶし、茹で小豆を加えて塩で味を調えます。
小豆の利水作用とかぼちゃの気を補う作用を組み合わせています。甘くてほっこりする味わいで、おやつ代わりにもなります。
美肌・潤い補給の薬膳スープ
白きくらげと梨のデザートスープ
材料:白きくらげ(乾燥)10g、梨1個、はちみつ大さじ2、クコの実適量
作り方:白きくらげを戻して小さくちぎり、水500mlで20分煮込みます。梨を加えてさらに5分煮ます。はちみつとクコの実で仕上げます。
白きくらげは「植物性コラーゲン」とも呼ばれる美容食材です。梨は肺を潤して咳にも効きます。秋の乾燥対策にぴったりです。
豆乳と黒ごまのポタージュ
材料:豆乳400ml、黒ごまペースト大さじ2、かぼちゃ100g、塩少々
作り方:かぼちゃをレンジで柔らかくし、豆乳と黒ごまペーストと一緒にブレンダーで撹拌します。鍋で温めて塩で味を調えます。
黒ごまは腎を補ってアンチエイジングに役立ちます。豆乳は体を潤します。農林水産省の食材情報も参考にしてみてください。


⭐おすすめ記事
自分に合う漢方選びを薬剤師に相談したい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。



ストレス緩和の薬膳スープ
百合根とセロリの安眠スープ
材料:百合根1個、セロリ1本、鶏むね肉100g、塩・酒
作り方:鶏むね肉を薄切りにして酒をふり、水500mlで煮込みます。百合根とセロリを加えて5分煮ます。塩で味付けします。
百合根は心を落ち着かせて不眠を改善する食材です。セロリも肝の気を巡らせてストレスを緩和します。寝る前に飲むと安眠効果が期待できます。
なつめと龍眼のリラックススープ
材料:なつめ6個、龍眼(りゅうがん)10個、生姜1片、水500ml、黒糖少々
作り方:全材料を鍋に入れて弱火で30分煮込みます。黒糖で甘みを調整します。
なつめは血を補い精神を安定させます。龍眼も「心の疲れ」を癒す食材です。甘くて飲みやすいため、ハーブティー感覚で楽しめます。
薬膳スープを作るコツ
・弱火でじっくり煮込む(有効成分がしっかり溶け出す)
・生薬は食べなくてもOK(スープに成分が出てればOK)
・塩味は控えめに(食材の旨みを活かす)
・季節に合わせて食材を変える
・作り置きは冷蔵で2日、冷凍で2週間以内に
スープ作りに加えて、薬膳の考え方を毎日のお茶の時間にも取り入れたい方には、無料の体質診断からブレンドを提案してくれる薬膳茶もあります。めぐりこまちの口コミ・評判と体質診断の流れもあわせて参考にしてみてください。



薬膳スープ作りでよくある失敗パターン
1. 生薬を入れすぎてクセの強い味になってしまう
薬膳に凝り始めると黄耆やなつめ、クコの実などを「多ければ多いほど良い」と大量に入れてしまいがちです。しかし生薬を入れすぎるとスープの味が薬っぽくなり、おいしくなくなります。薬膳スープはあくまで「おいしい料理」であることが大前提です。まずはレシピ通りの分量で作り、自分好みの味に仕上がるバランスを見つけていきましょう。
2. 体質に合わないスープを毎日飲み続ける
「参鶏湯風スープが美味しいから毎日」と同じスープを飲み続ける方がいますが、体質や季節に合っていないスープは逆効果になることがあります。たとえば熱がこもりやすい体質の方が毎日温性の強いスープを飲むとのぼせの原因になります。2〜3種類のスープをローテーションし、季節に合わせてメニューを変えるのが理想です。
3. 強火で煮込んで有効成分を飛ばしてしまう
薬膳スープは弱火でじっくり煮込むのが基本です。強火でガンガン煮込むと生薬の揮発性成分が飛んでしまい、せっかくの薬膳効果が半減します。特に生姜やシナモンなどの芳香成分は熱に弱い傾向があります。蓋をして弱火で30〜40分じっくり煮込むことで、食材の有効成分がスープにしっかり溶け出します。


薬膳スープを続けるための工夫
薬膳スープは、特別な日のごちそうよりも、ふだんの食卓に少しずつ取り入れるほうが続けやすくなります。週末にまとめて作って冷蔵・冷凍しておき、朝や夜に温め直すだけにしておくと、忙しい日でも手間がかかりません。
スロークッカーや保温調理鍋を使えば、材料を入れて火加減を気にせずに煮込めます。白きくらげのデザートスープのように甘みのあるスープを取り入れると、家族で楽しむメニューのひとつにもなります。体調に気になることがある場合は、食事だけで判断せず医療機関に相談しましょう。
よくある質問
Q. 薬膳スープの生薬はどこで買える?
黄耆、なつめ、クコの実などは漢方薬局、カルディ、Amazon・楽天で購入可能です。中華食材店にも置いてあります。
Q. 毎日同じスープを飲んでもいい?
基本的にはOKですが、同じ食材ばかりだと栄養が偏ります。2〜3種類のスープをローテーションするのが理想的です。
Q. 子どもや高齢者にもおすすめ?
消化しやすいスープは子どもや高齢者にもぴったりです。ただし生薬を使う場合は量を少なめにして、辛味の強いものは避けてください。
Q. 薬膳スープは朝と夜どちらに飲むのがいい?
どちらでもOKですが、朝に温かいスープを飲むと胃腸が目覚めて一日の消化力がアップします。安眠効果を狙うなら百合根やなつめのスープは夜がおすすめです。自分の生活リズムに合わせて取り入れてください。
Q. 薬膳スープに使った生薬(黄耆やなつめなど)は食べた方がいい?
なつめやクコの実はそのまま食べてOKです。黄耆などの硬い生薬は食べなくても大丈夫で、スープに成分が溶け出しているため効果は十分得られます。食感が苦手なら取り除いてください。
Q. 圧力鍋やスロークッカーで作ってもいい?
もちろん使えます。むしろスロークッカーは弱火でじっくり煮込むのと同じ効果が得られるため、薬膳スープとの相性がとてもよいです。圧力鍋なら時短で同じ仕上がりになるため、忙しい方におすすめです。
Q. 薬膳スープは冷凍保存できますか?
冷凍保存は可能で、2週間以内に食べきるのが目安です。小分けにして冷凍しておけば、忙しい日にレンジで温めるだけで薬膳スープが飲めます。ただしハトムギや山芋などでんぷん質の多い食材は食感が変わることがあるため、冷凍前に取り除くか別添えにするのがコツです。
Q. 薬膳スープに市販のスープの素を使ってもいいですか?
鶏ガラスープの素やコンソメを使っても大丈夫です。薬膳の効果は食材の薬効成分にあるため、ベースのスープが市販品でも問題ありません。むしろ手軽に作れることで続けやすくなるため、完璧を目指すより「毎日飲める」ことを優先しましょう。
Q. 薬膳スープを作る鍋は何がおすすめですか?
土鍋やホーロー鍋が理想的です。保温性が高く、弱火でじっくり煮込むのに向いています。ただし普通のステンレス鍋でも問題なく作れます。鉄鍋は一部の生薬の成分と反応する可能性があるため避けたほうが無難です。
Q. 薬膳スープは朝と夜、どちらに飲むのが効果的ですか?
朝に温かいスープを飲むと胃腸が目覚めて消化力がアップするためおすすめです。安眠効果を期待するなら百合根やなつめのスープは夜がベストです。基本的にはどちらでもOKなので、自分の生活リズムに合わせて取り入れてください。
Q. 薬膳スープは何杯まで飲んでいいですか?
1日1〜2杯が目安です。飲みすぎると水分やナトリウムの過剰摂取になることがあります。特に温性の強い食材(生姜、シナモン、ラム肉など)を使ったスープは、飲みすぎるとのぼせやほてりの原因になることがあるため、適量を守って楽しみましょう。


⭐おすすめ記事
最後までお読みいただきありがとうございます。漢方選びを気軽に相談できるサービスを探している方は、こちらの記事もぜひご覧ください。



🐢 ナビ助のイチオシ
LINEで薬剤師に相談できるオンライン漢方薬店

- ✅ LINEで約3分の体質チェック
- ✅ 漢方選びを薬剤師に無料で相談できる
- ✅ 相談して決めた漢方を自宅にお届け
- ✅ 取り扱いは第二類・第三類医薬品
※体質チェックと相談までは無料。持病がある方・服薬中の方は医師にご相談ください


